新しいアイデアを生み出せる人が、ウェブデザイナー業界では強く求められている。
HTMLやCSSを使ってウェブサイトの構築を行っていくわけだが、その際にも様々なアイデアが必要になってくる。どのようなサイトが見やすく、リピーターを獲得しやすいのかは、まだ十分に理論が確立されていないのだ。大多数の人は手探りでサイト構築にあたっている。このあたりに一定の答えが出せるようなアイデアマンが、業界では強く求められているわけだ。
アイデアさえあれば、他業種からの転職組でも重宝されやすい。技術は後からでも付いてくるが、アイデア力はどれだけ頑張っても十分育成することは難しいのがその理由だ。
また、HTMLやCSSという基本的なスキルだけではなく、JavaScriptやPHPが扱える人材も強く求められている。最近はいくつも新しい言語が登場してきているが、それらに対して深い知識がある人も歓迎されやすい傾向にある。
特に近年は、HTML5の知識が求められるケースが多い。その理由の一つが、大手動画サイトの方向転換である。大手ではすでに、動画の再生をFlashではなくHTML5で行うようになりつつあるのだ。ウェブアプリの世界でも、HTML5が最先端となる。できないことが少なく、ゲームまで作れてしまうのがHTML5の魅力だからだろう。スマホとも相性がよく、可能性は無限大である。こうした新しいものを自由自在に操れるなら、仕事には困らなくなるはずだ。